遥かなる時をこえて もう一度あなたへ贈る詩 作品に寄せて…製作Staffより
MARTHがまだ
若かりし日のことでした。
その頃に制作をした詩の数々がありました。
それはまるで
無垢な…まっすぐな…愚かな…MARTHが
現在のMARTHにむけて贈っている
応援歌のような詩の数々でした。
決して、上手に生きることではなく
例え、どんなに誤解されるようなことがあったとしても
人を責めることなく
自然界に祝福される生き方を
ただひたすらに、ひたむきに歩み続けている…
そんなMARTHの姿をずっと見てきました。
なにが…正しくて
なにが…間違いなのか…
なにが…美しくて…
なにが…醜いのか…
わからなくなりました…
今回のアルバムは
深みを増したMARTHが
その当時、友人・知人たちに贈った詩の数々に
エッセンスをプラスすることによって
実は、この詩の数々は
現在の自分自身に贈られた
Gift Songだったことに気がついたのでした…。
MARTHは昨今…たくさんある作品たちに
あたらしい命を吹き込み
リ・レコーディングしている…
それが
なんともMARTHらしいと思うのです。
あるとき旅に出ました。
帰る途中、夜のハイウェイをひとり、走っていた時のことです。
ハードディスクに記憶されている、昔のアルバムが流れてきました…。
それは、私が初めて本質的な詩曲を書き、歌ったアルバムでした…。
もう20年も前のこと。
まず思ったのは「へたな歌だなぁ…」
「せっかくいい楽曲なのに、この歌っている人は、
この詩の内容を体験もしていないし、理解もしていないなぁ…」
そう思ったのです。
それにはいくつか理由があります…。
その最初のアルバムは、仲間や友達のために、
彼らからインタビューをして書かれたものでした。
それから、自分自身がまだ人生経験が薄く、想像で書いている、
というふたつの理由からであったと思います…。
しかし私は聴いていくうちにこの楽曲とその詩の内容に胸打たれてしまったのです…。
今このようなものは、決して書けないなと…
あまりにもそれは原点と純粋さと素直さが描かれていました…。
逆に言えば、今では人生の中でボロボロに傷ついて、粉々になった自我が
つくづく、そうだなと思える詩であったのです…。
そして、不覚にも頬を涙が伝いました…。
何年ぶりのことでしょうか…。
車の中で、気づいたら深く癒やされたのです…。
それゆえに、あの当時の自分が、つくづく歌えなかった理由と、
まったく傷ついていない真っ白な純粋な自分を感じるものでもあったのです…。
そのとき私は、今なら本当にこの詩を理解し、歌える…。
そして、新たにこれは、
今のMARTHが書けるものではない…と感じたのです。
今のMARTHはあらゆる苦しみを越えて美しい未来と宇宙にいる。
この頃のみずからは、大地にいる。
どちらがいいか悪いかではないが、どちらも、愛しいと感じました…。
この人生で、傷つき、疲れ、何が真実か、何が正義か…を求める魂が、
答えを見つけようとするなら、それは今のMARTHだろうし、
ゆっくり眠り、父や母を抱きしめ、安らぐなら、そしてみずからを抱きしめるなら、
あの頃の自分の創る歌だと思いました…。
それゆえに、遥かなる時を越えて、もう一度、美しき真実を
皆様にお届けするために、再度レコーディングを試みた次第です。
このアルバムを心深き方々へお届けできることを大変喜ばしく思います…。
MARTH
追 伸
今回のアルバムは、
みずからのその想いを伝えて、心ある人たちにそれを表現してもらっています。
人生の中で沢山の痛み・悲しみ・恐れ、それを乗り越えてこられた多くの方へ、
それを抱きしめてこられた愛しき方々へ贈るために描かれた、美しき物語なのです…。
特に、これらのアルバムは、
大自然の中にある美しき湖畔でひとり人生を見つめるときにあったらいい…
と思えるような、そんなアルバムに仕上がりました。
【商品紹介】
「遥かなる時をこえて もう一度あなたへ贈る詩」シリーズ5枚セットについて
「遥かなる時をこえて もう一度あなたへ贈る詩」はこころの旅が描き綴られたMARTHの感動作です。
1.遥かなる母 2.遥かなる祖母 3.遥かなる故郷 4.野いちごのうた 5.朝顔の花のように 6.人は何故坂道を登るのだろう
7.あの道を戻った8.遥かなる道 9.遥かなる自分 10.遥かなる大地 11.遥かなる旅
の全11曲がそれぞれ異なった編成(ヴォーカル&楽器)のアレンジで大切に奏で られ、5種類のアルバムに収録されています。
壮大なオーケストラ、やすらぎオーケストラ(ホールレコーディング)、ピアノ ヴォーカル、ピアノ・ピアノチェロインストゥルメンタル、
カラオケ(オーケス トラとやすらぎオーケストラのノーメロディーヴァージョン)と、
趣のことなる 5作がそれぞれに彩り豊かに、美しく深くこころを癒してくれるようです。
【楽曲のご紹介】
大河のごとく滔々と流れるストリングスインストと
大切に紡がれるヴォーカルヴァージョンの2枚組。
オーケストラの壮大なサウンドが
はてしなく広がり
故郷のやすらぎを想わせます。
MARTH描きおろし「Poetic Gift」付き
コンサートホール収録のストリングオーケストラが奏でる ヴォーカル&インストの2枚組アルバム。 「やすらぎコンサート」の臨場感をそのままに 色あせることのない 感動のひとときをお贈りします。
MARTH描きおろし「Poetic Gift」付き
母なる大地の鼓動のように ゆっくりと奏でられる アコースティックピアノヴォーカルが 2枚に渡り綴られています。 繊細なピアノの音色と丁寧なヴォーカルが しっとりとした癒しのスペースへと誘います。
MARTH描きおろし「Poetic Gift」付き
ゆったりと悠久の時を刻むピアノ・ソロ 11曲 黄昏どきの儚さを想わせるチェロ&ピアノの二重奏 9曲 それぞれの楽器の音色を活かして綴る 2枚組インストゥルメンタル・アルバムです。
オーケストラヴァージョンと やすらぎオーケストラヴァージョンの カラオケ2枚組アルバム。 誰もが胸深く大切にしてきた永遠の詩が そこにあります。
遥かなる時をこえて もう一度あなたへ贈る詩 作品に寄せて…製作Staffより
MARTHがまだ
若かりし日のことでした。
その頃に制作をした詩の数々がありました。
それはまるで
無垢な…まっすぐな…愚かな…MARTHが
現在のMARTHにむけて贈っている
応援歌のような詩の数々でした。
決して、上手に生きることではなく
例え、どんなに誤解されるようなことがあったとしても
人を責めることなく
自然界に祝福される生き方を
ただひたすらに、ひたむきに歩み続けている…
そんなMARTHの姿をずっと見てきました。
なにが…正しくて
なにが…間違いなのか…
なにが…美しくて…
なにが…醜いのか…
わからなくなりました…
今回のアルバムは
深みを増したMARTHが
その当時、友人・知人たちに贈った詩の数々に
エッセンスをプラスすることによって
実は、この詩の数々は
現在の自分自身に贈られた
Gift Songだったことに気がついたのでした…。
MARTHは昨今…たくさんある作品たちに
あたらしい命を吹き込み
リ・レコーディングしている…
それが
なんともMARTHらしいと思うのです。