悠久の大地に眠る信楽の土を、
静かなる手のぬくもりでかたちづくった、ひとつだけの浴槽。
日本の伝統陶芸が育んだ、深い静寂の美が息づいています。
それは単なる水の器ではなく、
魂の聖域──
身体と心が、そっと静寂へと還っていく空間です。
遠赤外線のぬくもり、マイナスイオン、
癒しの鉱石といった自然の恵みに包まれながら、
自己はほどけ、沈黙が“いま”という存在へと変わります。
この湯に身を委ねることは、
身体を清めることではなく、
思考の前、名の前──
無へと還ること。
ただ、
そこに在るために。
Cradled in a vessel of Zen, you become whole.
禅の器に抱かれて、あなたはひとつになる。
自然のエレメントが彩る、特別な住まい
理想の住まいをつくるとき、大切なのは建築だけではありません。
素材や設備、そして一つひとつの要素に宿る本質まで──
そのすべてが空間の「美」をつくり上げます。
中でも、信楽焼の浴槽は静かに、しかし深く心を癒す存在。
耐火性に優れた信楽の粗土から生まれたこの大ぶりな浴槽は、
実用を超えた“禅”の美を湛えたアートピースでもあります。
十五年前、とある温泉旅館を訪れたとき、
ふとひらめいた一つの問い──
「もし信楽焼で浴槽をつくったら、どんな湯になるだろう?」
その小さなインスピレーションがやがて形を成し、
心と身体をやさしく包みこむ「信楽焼の浴槽」が誕生しました。
ただ湯を張るための器ではなく、
静けさとあたたかさを暮らしの中に招くための道具として。
私たちはこの想いを胸に、
唯一無二の浴槽をひとつひとつ、心を込めてつくり続けています。
そして今、世界中の人々のもとへと旅立っています。